今回は先のアメリカツアーの目的の一つでもあった業界の教育プログラムについて記述したい。 日本で不動産業と言うとそれはとても広い意味で使用されている。
住宅やマンション開発のデベロッパーもあれば売買物件や賃貸物件の仲介もある。宅地造成やリゾート物件の販売もある。アメリカにもRealtorと言う言葉があり、ほぼ日本と同じような意味である。しかし、アメリカでのそれは仲介業の総称であり、実際にはProperty Management, Broker、Developmentと分けて使用されている。日本でも最近は不動産業の中でも随分専業特化されつつあるが、まだアメリカほど明確に分けて使われていない。これは日本での不動産業全体における実態業態を現していると思う。すなわち、日本ではまだまだ専門性が各業態で求められていないことを意味するのである。よってこの現実から各専門分野における教育と言うのが日本にはない。例えあったとしてもそれらは学問的であったり、形式論に終始していたりしてあまりにも現実離れしているが為に現業では生かされていない。


ここで米国に存在する不動産業に関連する教育プログラム、特にその修了課程に認定資格の称号を与えている主なものを紹介しよう。
①ABR, Accredited Buyer Representative
②ABRM, Accredited Buyer Representative Manager
③ALC, Accredited Land Consultant
④CCIM, Certified Commercial Investment Member
⑤CIPS, Certified International Property Specialist
⑥CPM, CERTIFIED PROPERTY MANAGER®
⑦CRB, Certified Real Estate Brokerage Manager
まだあるがこの程度にしておこう。
 私がこれらの内取得しているのはCPMである。このCPMではこの教育プログラムの認定講師の資格も米国の協会から与えられている。その他CCIMも現在取得中である。
これらは私のみならず、受講した人達は全員、目から鱗と異口同音に賞賛する。この教育プログラムの素晴しさを認めているのである。これらは不動産経営管理に関するものと不動産投資に関する認定資格であるが、不動産仲介に関する教育プログラムもある。上記の①、②、③、⑦がそれにあたる。CPMやCCIMを通じて感じる事はこれらが如何に素晴しい内容であるかは容易に想像が付く。しかし、ここ日本でこれらを受けることが出来ないのは残念である。
 私が始めてアメリカでCPMの授業を受けた時、私が思った事は日本で何故これらを勉強する機会がないのかと言う事と日本の不動産管理業は米国のそれと比べて15年から20年ぐらい遅れていると言う2つである。
 残念ながら、不動産仲介に関する上記の教育プログラムはまだ日本では紹介されていない。まだ、日本の不動産仲介業が未成熟な業態であり、今後大きく変ることがこれからも予測することができる。