■ オーナー通信(vol.78) (07/20)
リースティの中川裕介です。 このたび当社はランドマークタワー11階に移転いたしました。 事務所は狭くなりましたが、隣にセミナー会場もありますので、セミナー開催など多彩な仕事が出来るようになりました。 同じ横浜市内ですから何かあればすぐにお伺いできます。 11階というと背の高いランドマークタワーでは下部のほうですが、観覧車や横浜港が見える明るい位置です。一度眺めを見に来てください。
今後ともよろしくお願いいたします。
(賃貸借契約)解約現場からのレポート3
賃貸住宅紛争防止条例施行から5年目を迎えている現在の退去時にはどんなことが起こっているのでしょうか。前号からの続きで現場からのレポートをお届けします
【悪質なケース】
平成18年10月某日退出
とあるマンションの契約解除の部屋に立会い担当者が入ってみると、なぜかガラの悪そうな人たちがなんと5人もうろうろしています。
部屋の中は、かなり汚く、タバコのヤニ臭く白かった壁紙は茶色くなっています。ドアには穴が開き、壁にはいたるところに握りこぶし大のへこみ跡があります。かなり鋭い目つきの人たちの間をすり抜けるように通常の点検を終え、全体にタバコのヤニ汚れや壁、ドアの補修費用で預っている敷金の額をかなりオーバーするという話をすると、突然大きな声で、
「何で負担しなければならないんや!」 「そうや!(なぜか周りの全員が声を合わせる。)」
と担当者に詰め寄ってきます。 しかし担当者は、あくまでも冷静に対応します。
「法律に従って負担割合を決めていますので、特別に負担を強要しているわけではありませんのでよく内容を吟味した上でご判断ください。」
しかし、相手は少々興奮気味になり。口々にいろいろな言葉を投げつけます。
「納得できんな!」 「横暴や!」 「そんな法律どこにあるんや!」 「責任者呼んで来い!」
こうなると収拾がつかないので、契約者だけに話をします。
「このままでは会話にならないので、別室で話し合いましょう。」と別室に連れて行って話をします。
「どんなに大勢でも、大声でも対応が変ることはありません。 このままでは警察を呼んで大事にしなければならなくなります。 この内容で負担を納得するのか、大事にするのか選んでください。」
すると大柄な契約者は、しばらく考えて。 じっと睨みつけながら一言。
「あんたもええ度胸やな!」
「解った。負担する!どうすればいいんや!」まさに腹をくくった勝負です。
大騒ぎの末退去立会いまでは終了しましたが、問題はその後、負担金の請求をしても払わず、数ヶ月が経過し、結局仕事先に受け取りに行くことになりました。 約束した仕事先というのは、露出度の多い若い女性が多数働いている飲食店で、店長と呼ばれている元契約者を従業員室で数時間待ち、ようやく現金をいただけました。 最後に一言
「悪かったな、これで貸し借りなしや! サービスするから店で飲んで帰ってくれ!」
(とんでもない。こんなところで飲んでいったら、折角受け取った金額以上の請求をされそうです。)そこで丁重にお断りして帰りました。
最近は、退去時に契約者本人の代わりに、立会い代行の専門業者を名乗る代理人が立ち会うこともあります。 それ自体は、『賃貸借契約のような契約の締結や解除を行うことは法律行為であるため、弁護士や司法書士のような資格のない人が代理行為を行うこと自体既に法律に抵触しています。』と弁護士が回答しています。 退出立会いも時には命がけのこともあるのです。
今後ともよろしくお願いいたします。
(賃貸借契約)解約現場からのレポート3
賃貸住宅紛争防止条例施行から5年目を迎えている現在の退去時にはどんなことが起こっているのでしょうか。前号からの続きで現場からのレポートをお届けします
【悪質なケース】
平成18年10月某日退出
とあるマンションの契約解除の部屋に立会い担当者が入ってみると、なぜかガラの悪そうな人たちがなんと5人もうろうろしています。
部屋の中は、かなり汚く、タバコのヤニ臭く白かった壁紙は茶色くなっています。ドアには穴が開き、壁にはいたるところに握りこぶし大のへこみ跡があります。かなり鋭い目つきの人たちの間をすり抜けるように通常の点検を終え、全体にタバコのヤニ汚れや壁、ドアの補修費用で預っている敷金の額をかなりオーバーするという話をすると、突然大きな声で、
「何で負担しなければならないんや!」 「そうや!(なぜか周りの全員が声を合わせる。)」
と担当者に詰め寄ってきます。 しかし担当者は、あくまでも冷静に対応します。
「法律に従って負担割合を決めていますので、特別に負担を強要しているわけではありませんのでよく内容を吟味した上でご判断ください。」
しかし、相手は少々興奮気味になり。口々にいろいろな言葉を投げつけます。
「納得できんな!」 「横暴や!」 「そんな法律どこにあるんや!」 「責任者呼んで来い!」
こうなると収拾がつかないので、契約者だけに話をします。
「このままでは会話にならないので、別室で話し合いましょう。」と別室に連れて行って話をします。
「どんなに大勢でも、大声でも対応が変ることはありません。 このままでは警察を呼んで大事にしなければならなくなります。 この内容で負担を納得するのか、大事にするのか選んでください。」
すると大柄な契約者は、しばらく考えて。 じっと睨みつけながら一言。
「あんたもええ度胸やな!」
「解った。負担する!どうすればいいんや!」まさに腹をくくった勝負です。
大騒ぎの末退去立会いまでは終了しましたが、問題はその後、負担金の請求をしても払わず、数ヶ月が経過し、結局仕事先に受け取りに行くことになりました。 約束した仕事先というのは、露出度の多い若い女性が多数働いている飲食店で、店長と呼ばれている元契約者を従業員室で数時間待ち、ようやく現金をいただけました。 最後に一言
「悪かったな、これで貸し借りなしや! サービスするから店で飲んで帰ってくれ!」
(とんでもない。こんなところで飲んでいったら、折角受け取った金額以上の請求をされそうです。)そこで丁重にお断りして帰りました。
最近は、退去時に契約者本人の代わりに、立会い代行の専門業者を名乗る代理人が立ち会うこともあります。 それ自体は、『賃貸借契約のような契約の締結や解除を行うことは法律行為であるため、弁護士や司法書士のような資格のない人が代理行為を行うこと自体既に法律に抵触しています。』と弁護士が回答しています。 退出立会いも時には命がけのこともあるのです。


